株式会社日弘ヒーティング2015年度経営計画発表会を開催しました。
新入社員に向けた、山田社員の抱負をこちらで発表致します。

「2年目の抱負」山田宗徳 発表 経営計画発表会

150430 山田社員

私は社会人としての2年目を将来、人として育つための土台づくりとして過ごしていきたいです。なぜなら、社会に出て右も左もわからなかった1年目はあっという間に過ぎてしまい、これからは内容の濃い1年に年々していきたいからです。そのためには、1年目のようではいけません。この先、仕事をただこなしていくような人になるのではなく、会社変革にも携われる力を身につけていきたいのです。今回、その考えをおこしてくれたきっかけが個人発表の内容を何にしようかと考えていた時、書店で見つけた一冊の本です。その本のタイトルは『毎日の掃除で会社はみるみる強くなる-必ず人が育つ「習慣化」のルール-』です。この本を参考に我社の環境整備を通していかに成長していくかを発表させていただきたいと思います。
本の内容は、掃除という行動を実践して、さまざまな感情を沸き上がらせ人材の育成・会社変革に結びつけるというものです。基本的には我社の環境整備の基本姿勢と変わりません。ただ、環境整備という言葉は私にとって我社に出会って初めて知った言葉なので、この本を読んで様々な意見があったこと、他社の上場企業でも環境整備に力を入れている企業はたくさんあるのだと知り、改めて環境整備の重要性を感じました。しかし、環境整備の導入は躊躇する企業、続かないという企業も多いそうです。理由の大きいものとして、環境整備をしたら必ず得られるものが決まっているわけでないとうことです。また、環境整備は売上に結びつけることが難しいことも理由にあります。裏付けとして、大阪商工会議所で2012年に大阪府内の中小企業を対象にしたアンケート調査があります。日々環境整備に取り組む414社もの企業から売上が向上したと回答した企業は全体の約1割しかいないのです。基本環境整備は、1人1人の工夫と根気ですが、人間は弱い動物でありそれだけでは限界があるとのことです。当たり前のことを継続するためには、当たり前ではない工夫が必要であると言われています。上記のことから、環境整備で成果を出すことは容易ではないと感じます。しかし、私自身が今後我社の環境整備を発展させ、また、売上に結びつけたとき、始めに述べた人としても育つことができたと言えるのではないでしょうか。
そこで、今年度からの私の環境整備の取り組み方として、本書での職位・仕事経験によって環境整備に求めることを変えていくところに注目したいと思います。若手には若手なりの、管理職には管理職なりの最適な方法があり、段階を踏んでいくことが人材育成の有効かつ効率的なのだそうです。今回は若手、特に新入社員が実践すべきトイレ掃除に着目しました。トイレ掃除の特徴は狭い空間なので誰が掃除してもきれいにでき、新入社員がなかなか得られない達成感が得られます。また、自分の手でキレイにした設備があると会社の愛着心もついてきます。中小企業は大企業に比べて事業内容など知らずに入社する人も少なくなく、はじめは会社に対する愛着心は決して高いものではないそうです。事実、私も会社の中身についてはほとんど知らない状態でした。愛着心の大切さは、学生時代に経験があります。野球のグローブ磨きで新品の時よりも磨いていくうちに愛着が湧いていき、どうすれば1番きれいになるか、どうすればもっと使いやすくなるのかという考えが自然に湧いていったのを覚えています。私はもう新入社員ではありませんが、このトイレ掃除を1年間頑張るつもりです。前年度の反省からすれば、環境整備はもっとできたのではないかと感じていますし、特に、トイレ掃除は事務員さんが毎日やってくれていた事に甘えていました。なので、トイレ掃除を懸命にし、愛着心を育て、愛着心から会社をよくするために必要なことまでも自然に考えられるような人になっていきたいです。そして、今後、職位や仕事経験によって環境整備に求めることを変えていき上の段階へと進んでいくつもりです。
本書では最後に、掃除の力について、“スポーツで足腰を鍛えるようなもの”と述べています。掃除が足腰を鍛えるものとするのであればスキルやノウハウだけを身につけても大きな成功はできないでしょう。これからこの仕事をプロとして活躍していくためにも環境整備で足腰を鍛え、人として育つための土台をしっかりつくっていきたいです。

 

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